松沼農園では、野菜(施設・路地)+水稲栽培の安定と安全な野菜作りを 目指しています。
経営の主体は施設きゅうりで、約50年前から有機質肥料等を投入した有機栽培に 取り組み始め、先進事例の調査・研究、技術研修を重ねています。
また、籾殻で「燻炭」をつくり、それを土に投入したり、その時に抽出した「木酢」 を利用して、自家繁殖させている微生物を増殖するときの栄養源とするほか、肥培管理 における害虫回避等に使用しています。
このようなハンペン(通称)を利用した土着微生物の自家採集、手作りの植物農薬の葉面 散布など、化学肥料を使用しない有機栽培体制を約40年前に確立、現在の経営に至って います。
他の畑作も有機栽培を行っているほか、稲作においてはアイガモ農法を平成6年から 取入れ、環境保全を考えた栽培方策に積極的に取り組んでいます。
また、販売においても、大手スーパーと直接取引を行う独自の流通体制を確立する等、 有機栽培においては総和町(現古河市)のほか、海外からも研修依頼が来るほどの先進的な農園を 営み、講演依頼も好評を頂いております。
50年以上連作のきゅうり収量ピークと箱詰め作業
ヨーカドー古河店様にて「きゅうり販売」